2020年も5月に突入し、暑い日が多くなってきました。30℃近くなるのも当たり前で夏のようです。

自粛生活ですが、たまに用事で出かける時は5月の紫外線が強烈で日焼け止めが欲しくなります。

去年の猛暑を思い出しましたが、今年、2020年の夏はやはり暑いのでしょうか。

今回は、今年の夏は暑いかどうか、猛暑の可能性なども調べました。

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今年の夏は暑い?2020年は猛暑の可能性!

「暖候期予報」によると6月~8月の気温は、全国的に平年並か平年より高くなる見込みと発表されています。

※暖候期予報(ダンコウキヨホウ)とは、毎年三月十日に発表される、春から初秋にかけての天候特性の予報です。

春の天候、遅霜の有無、初夏の天候、梅雨の走り、入梅・梅雨明けの時期、梅雨の性格、夏の暑さ、残暑の有無、秋の訪れ、台風の発生などを予想します。

本格的に暑くなり、真夏日になるのはいつ頃でしょうか?

下記は、最高気温が初めて30℃以上になる平年値と過去3年間の記録です。(平年値頃から厳しい暑さが続くようになります)

平年値 2020年 2019年 2018年
東京都 7月23日 5月24日 6月9日
名古屋市 7月10日 5月2日 5月24日 5月18日
大阪市 7月5日 5月24日 6月4日
広島市 7月10日 5月25日 6月9日
福岡市 7月9日 5月24日 5月15日

2020年は5月7日現在の記録になりますが、今年の名古屋の真夏日、かなり早くないですか!?

去年、2019年の夏の気温(平年差)はどうだったか振り返ってみましょう。

2019年 6月~9月の地域ごとの平年差(単位:℃)

6月 7月 8月 9月
北日本 +0.6 +0.9 +0.7 +1.4
東日本 +0.4 -0.3 +1.4 +1.9
西日本 +0.2 -0.5 +0.3 +1.6
沖縄・奄美 0.0 +0.1 +0.4 +0.4

7月の気温は東日本・西日本で平年より低く、8月は東日本で平年より1.4℃も高くなり、前年を上回る猛暑になりました。

9月は全国的に厳しい残暑が続き、前年より気温が高かった夏でした。

去年も暑かったですが、一昨年の猛暑も個人的にとても記憶に残っています。

命に関わる暑さでした。

また、2020年の冬は暖冬でしたが、暖冬だった年の夏(6月~8月)の気温は、平年より高くなる傾向があります。

2000年以降で12月~2月の気温が平年より高く、全国的に暖冬だった年は9回です。

特に東日本と西日本では、平年の気温を下回ったのは1回だけです。

これらのことを考えると、2020年の夏も平年より気温が高くなり、猛暑になる可能性が高いと考えます。

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外出自粛生活の身体に暑さは危険?

帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センターの三宅康史センター長のお話です。

「外出自粛」によって、我々の体は暑さに慣れにくくなるとのこと。

通常、体から熱を逃がすには汗をかく必要がありますが、上手に汗をかくには、暑さに徐々に慣れていく「暑熱順化」の必要があるということです。

例年はこの時期から少しずつ暑さに慣れて、汗をかきやすいいわば「夏の体」に変わるはずが、ことしは外出の機会が減っているため、熱中症になるリスクが高まる懸念があるといいます。

自宅で「暑熱順化」を進める方法もあります。

適度に運動をしたり、時々お風呂につかったりして汗をかくことで、暑さに慣れることも有効だということです。

ただ、その際は水分補給を忘れないようにして、無理のない範囲で行わないといけません。

一方で、暑い時期になると、熱中症の搬送が最も多くなるのも自宅です。

暑いときは適切にエアコンを使い、水分補給を心がけてください。

特に外出自粛が広がる中、一人暮らしの高齢者などは人との交流が減り、熱中症への注意喚起をうける機会も減ります。

暑い日には離れて住む家族や近所の人が電話をかけて、体調は大丈夫か、適切にエアコンを使っているかなど、確認することも大切だということです。

マスクをして買い物など外出する際にも注意が必要です。

吸い込む空気が暖かくなり、体から熱が逃げにくくなるほか、マスクをして呼吸することで多くのエネルギーを使い、体温が高くなりやすいからです。

外出している際にだるさや暑さを感じたら、日陰など涼しいところで休憩する、水分をしっかりとって体を冷ますことなどを心がけないといけないですね。

三宅センター長は「新型コロナウイルスと熱中症という両方の対策せざるをえない、誰も経験したことのない夏になる。どんな影響が出るかデータがないのが現状であり、一人一人が熱中症に対していつも以上に注意をして、慎重になることが大事だと思う」とおっしゃっています。

コロナが夏も続いたらと考えるとゾッとします。

真夏は暑くてマスクを付けていられないでしょうし、新型コロナウイルスが季節性の特徴を持っていて、夏は暑さで自然に収束することを願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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