ラグビーワールドカップ、日本代表の選手達は熱い闘いを見せてくれました!

チームメイトやファンに“ぐーくん”と呼ばれ親しまれている具智元(グ・ジウォン)選手

韓国出身の青年が、国を超えて日本を背負っての熱いプレーや、想いをのせた言葉に感動した人はとても多いはず。

具智元選手の父親は元ラグビー選手。

そしてお兄さんは現役ラグビー選手です。

ご家族が絡んだエピソードをご紹介します!

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具智元の父

具智元選手の父親は具東春(グドンチュン・写真右)で、ラグビーの元韓国代表で「アジア最強プロップ」と呼ばれた人です。

日本のホンダヒートに5年間所属していて、現在はラグビー韓国協会理事を務めています。

父親も現役時代に日本代表になることが夢だったようですが、残念ながら日本代表になることはできませんでした。

そのため、具選手は当時の父親の夢を叶えるためにも、日本の選手として”日本代表になること”を目標にしたそうですね。

具選手は韓国に里帰りするたびに、今も父親から指導を受けるそうです。

「父は僕より背が高いのですが、低く、と言って、大きくても低く組むスクラムのコツを教えてくれます。勉強になるこも、まだまだある」とインタビューを受けた際にそのように答えていました。

ですが意外にも最初、父は兄弟にラグビーを勧めなかったそうです。

韓国ではラグビーが不人気なうえ、ケガに悩まされた経験があったからです。

ですが、才能ある息子二人が楕円球を触る姿を見た時、ラグビーをプレーさせることを決心します。

具選手は、小学6年生の時からラグビーを始めることになります。

父は「いい環境でラグビーをやらせてあげたい」と中2の兄と小6の弟をニュージーランドに留学させます。

数か月後には、両親もウェリントンに移り住みました。

日本でのプレー経験を持つ父は、具選手が中学2年生の2008年に自身がホンダヒートに所属していたことの理由で鈴鹿市に引っ越し、具選手が中学3年生の時に大分県佐伯市への移住を決断します。

中学時代、具選手は父に叱咤され、涙を流しながら大分の山道を走っていたそうです。

「スクラムマシーンになるな!」

当時の具選手の体格は、170cm、100kg。

しかし走ることが苦手でした。

かつてプロップは“スクラムさえ強ければ、フィールドプレーが不得意でも、走力がなくてもいい”と考えられていました。

ですが進化した現代ラグビーでは、プロップにも走力やパス技術などが求められるようになります。

父は、息子を世界に通用するプロップに育てようとしていました。

「あの時期がいちばんキツかったです。正直に言えば、つらくてもう辞めたいと思ったこともあります」

引用:@niftyニュース

その頃の具選手の心の支えが、両親の愛情でした。

「お父さんとお母さんが、ぼくらのために、ニュージーランドや日本で一緒に暮らしてくれた。お父さんとお母さんのおかげで、すばらしい環境でラグビーを続けてこられた。こんなに一生懸命になってくれる両親は世界中どこにもいません。だから苦しい練習にも耐えられたんです」

引用:@niftyニュース

中学を卒業すると兄も通う日本文理大学附属高校に進学します。

その頃、父は仕事の関係で韓国と日本を行き来していましたが、大分に戻ると必ずグラウンドに顔を出して、スクラムを指導しました。

父は低い姿勢で組む重要性を繰り返したそうです。

その成果か、高校2年になった具選手はU17日本代表に招集されます。

「これから日本代表はレベルがもっと上がる。自分も早くそのレベルに達する選手にならなければ」

引用:@niftyニュース

父は息子に、「日韓両国の架け橋になってほしい」と願っているそうです。

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具智元の兄

お兄さんは具智充といい、具智元選手の2つ年上で、1994年5月2日生まれの27歳。

身長176cm、体重89kgです。

も2016年からホンダヒートに所属しています。

ポジションはセンターなのでディフェンスではタックルする機会が多く、当たりの強さも要求されます。

体型は弟に比べると小ぶりでシュッとした見た目です。

いつか、兄弟でプレーする日が来るかもしれないですね!

親子二代でホンダに所属するラグビー一家です。

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具智元に恋人や嫁はいるの?

現在具智元さんに、彼女がいるという情報や結婚しているという情報は特にありません。

そしてインタビューでは

「今はラグビーが彼女」

と答えていましたし、高校時代の恩師に、「遊んでいるところを見たことがない」と言わせるほど、ストイックな練習ばかりの毎日を送れるメンタルの持ち主という事も考えると、今は彼女とか言う状況ではないかもしれませんね。

でも父親や恩師や監督が心配したほどの優しい性格や、ラグビーで鍛えた強さを合わせ持った魅力のある選手なので、今はラグビー一色でしょうが、いつか素敵な女性と巡り合ってほしいと思います!

 

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まとめ

スコットランド戦での激しい戦い。

「僕が頑張る事で韓国を好きになる日本の人が増え、日本を好きになる韓国人が増えれば、これほど嬉しい事はありません」という熱いセリフ。

今年のラグビーワールドカップで、具選手の言動に感動した人は多かったと思います。

そんな具選手のお父さんとお兄さんのエピソードを中心に紹介させていただきました。

高いレベルに近づいていく日本のラグビー界。

選手の皆さんのご活躍を期待しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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