大阪府の吉村洋文知事は5月22日、ツイッターを更新し、高校生たちが夢を追いかけてきたさまざまな全国大会について「コロナ感染症対策をとりながら大阪大会だけでも実現できないか準備に入る。できる限り頑張る」と決意を投稿しました。
夏の全国高校野球の中止が20日に決まったばかりですが、吉村知事は「高校野球、インターハイ、吹奏楽、3年生最後の全国大会が中止決定」と、野球だけではなく、高校生のスポーツ、文化の発表の場が軒並み中止に追い込まれていることに言及しています。
様々なスポーツや文化系のクラブ活動を頑張れる目標として、発表の場はとても重要ですし、思い出や進路に大きく関わる場合も少なくないです。
今回は、吉村知事の提案する大阪大会はどのようになるのか考えました。
吉村知事のツイッターや発言
今回の高野連の高校野球中止の発表を受け、吉村知事が大阪府大会だけでも実現できないかなど言及したツイートや会見での発言はこちらです。
高校野球、インターハイ、吹奏楽、3年生最後の全国大会が中止決定。高校3年間だけでなく、子供の頃から夢を追いかけ続けた生徒も多い。勝敗だけの問題じゃない。大人の側が、最後まで諦めてはいけない。コロナの感染症対策をとりながら大阪大会だけでも実現できないか準備に入る。できる限り頑張る。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 22, 2020
状況を慎重にみて、学生たちのために出来ることを考え準備していくということですよね。
これからは、感染を防ぐ対策をしながら社会や経済を動かしていくことが国全体の課題だから、感染対策を取りながら大会を行うということは理にかなっていると思います。
もちろん万全の感染対策をとり、学生たちのための大会や発表の場が感染拡大につながらないように、参加者・関係者の努力の元、前に進んでいくことは必要だと感じました。
たとえ規模が小さくなったとしても、学生たちが再度挑戦する機会を得られることは素晴らしいんじゃないかと。
年齢は関係ないですが、今年の高校3年生は入試制度に振り回されて、コロナ禍でも不安を強いられています。
少しでもなにか出来る可能性があるなら、前向きに検討してほしいし、学生たちの気持ちに寄り添う姿勢は評価したいです。
学生達のために、大人が知恵を出し合って夢を叶えてあげたいと努力する姿は、若者たちにも伝わっていくと思います。
もちろん、実現しないかもしれません。
現実と向き合って未来のために動くことを伝えるのも、大人の仕事だと思います。
悔しいけど踏ん切りをつけて受験に切り替えると言っている高校3年生の声もありました。
高校総体中止から1ヶ月弱。いまさら言われても・・・と思う当事者も多いと思います。
大人のエゴかもしれないけれど、なにか出来る可能性を全く考えないのもそれはまた違うような気がします。
命が第一、それはみんなわかってることだと思います。
その中で、命と同じくらい大切な夢のため頑張っている若者を応援したいです。
吉村知事の大阪大会に対するネットの反応
ネットでのみなさんのコメントをいくつか集めました。
9月入学制のように、学生たちの意見をもっと聞いてみたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。