2020年2月9日、中国が新型コロナウイルスの感染にエアロゾル感染も含まれることが確認されたと発表しました。
これまで空気感染や飛沫感染はよく聞きましたが、エアロゾル感染とはなんでしょうか。
ネットで調べてもわかりづらい表現が多いので、今回はエアロゾル感染・空気感染・飛沫感染の違いをなるべくシンプルにわかりやすくまとめて、お伝えしたいと思います!
エアロゾル感染とは?
まず、超簡単にご説明します。
エアロゾル感染
例えば、寒いときにハーッと吐き出した時のような息の、細かい水蒸気での感染。
ここから少し詳しくなります。まずエアロゾルとは、
気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。
エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります。
エアロゾル粒子の性状は,粒径や化学組成,形状,光学的・電気的特性など多くの因子によって表され,きわめて複雑です。
引用:日本エアロゾル学会
エアロゾル感染とは、長時間にわたって空中に滞留する微小な粒子による感染です。
感染原因の粒子は、大きさ直径5マイクロメートル未満の微小な感染性飛沫に分類され、これを吸い込むことにより感染することをいいます。
空気感染とは?
まず、超簡単な説明文。
空気感染
ウイルスが細かいチリとなって漂っている空気からの感染。
少し細かい説明を載せます。
「空気感染」という言葉があります。
空気感染と飛沫感染はどう違うのでしょうか?
空気感染は別の言い方で飛沫核感染といいます。
飛沫核とは、飛沫の水分が蒸発した小さな粒子のことで、これを吸いこむことで感染するのが飛沫核感染、つまり空気感染ということになります。飛沫は水分を含んでいるためそれなりの重さがあり、体内から放出された後、すぐに地面に落ちてしまいますが、飛沫核は水分が無いぶん軽いため、長い時間たっても空気中に浮遊し、しかも遠くまで飛んでいくことができます。
従って、患者から十分な距離をとっていても感染してしまうのです。
例えば、結核や麻しん(はしか)、 水痘(水ぼうそう)は空気感染することが知られています。
引用:飛沫(ひまつ)感染と空気感染の違いって何だろう?
要は、感染している人の口から出た飛沫から水分を除いた軽い“飛沫核”が空気中に漂い、その空気から感染することが空気感染なのですね。
飛沫感染とは?
こちらも超簡単な説明から。
飛沫感染
咳やくしゃみをした時に、口から飛び散った細かい水滴の飛沫を吸い込むことでの感染。
少し詳しくなります。
咳やくしゃみをすると、口から細かい水滴が飛び散りますよね。
この細かい水滴を飛沫と言います。
この飛沫に病気の原因となる細菌やウイルスが含まれていた場合、これを吸い込むことで感染するのが
飛沫感染です。例えば、インフルエンザは、この飛沫で感染します。
なるべくシンプルな文章にしています。ちゃんと無事に伝わっていますでしょうか?
自分自身、いろいろなサイトを見ても結構ごちゃごちゃしていて理解しづらかったので、短くわかりやすくまとめてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。