4月21日、厚生労働省は新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、政府が全世帯に2枚ずつ配布する布マスクの受注企業3社との契約額を明らかにしました。

興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社で、契約額はそれぞれ約54・8億円、約28・5億円、約7・6億円で計約90・9億円でした。

政府が配布中のマスク、通称アベノマスクは品質の問題が指摘されていました。

変色、虫や髪の毛の混入など、あってはならないクレームが相次いでおり、どこで製造されたのかということも世間の注目を集めていました。

品質の面から中国製ではないかという声も多く、そんな中、伊藤忠商事も受注企業の1つだということが明らかになり、中国と関係の深い伊藤忠商事のマスクは中国製ではないのかというコメントも多く見かけました。

今回は、伊藤忠商事と中国の関係を調べました。

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伊藤忠商事が作ったアベノマスクは中国製?ずぶずぶの関係って本当?

政府は布マスク配布に充てられる予算額は約466億円で、内訳は配達費128億円、マスク調達費338億円と説明しています。

福島瑞穂参議院議員はツイッターに「3企業を合わせても90・9億円で少ない。また、4企業と言っていたのに3企業という疑問はある」と書き込んでいました。

アベノマスクについては、はっきりしない点が多いですね。

カビだらけのマスクの画像がなぜか1枚だけSNS上に出回ったり。

それは誰かの自作自演ではという意見もあったりと、釈然としない状況です。

各社に依頼した枚数も、製造された工場も明らかにされず、憶測を呼んでいます。

そこに伊藤忠商事は以前より中国との関係が深いことから、伊藤忠商事が準備したマスクは中国製ではないかという話があがりました。

伊藤忠商事と中国は、どのような関係性なのでしょうか。

1972年 (昭和47年)、伊藤忠商事は総合商社で初めて、中国から「友好商社」に指定されます。

1970年代に入った頃、伊藤忠商事は景気のいい時期を迎えていました。

長年にわたる悲願でもあった「非繊維部門の拡大―総合化」が実現し、総合商社として躍進してを続けました。

日中貿易についても、伊藤忠商事は先鞭を切っており、昭和46年12月14日付で「日中貿易4条件」を遵守することを正式に発表しています。

社内に「中国室」を設け、中国との貿易促進に積極的に取り組み始めました。

そして47年3月には、当時の越後社長を団長とするミッションが訪中、このとき中国から友好商社に指定され、その後の日中友好、日中貿易の推進に一役買うことになります。

田中角栄首相が日中国交正常化を実現したのは、その後昭和47年9月29日のことでした。

そして、伊藤忠商事は中国に事務所を次々と開設していきます。

1979年9月 (昭和54年)
総合商社として初めて北京事務所を開設。

1979年 (昭和54年)
上海事務所を開設。

1980年 (昭和55年)
広州・大連事務所を開設。

1982年 (昭和57年)
天津・南京事務所を設立。

1984年 (昭和59年)
四川・深圳事務所を設立。

1988年 (昭和63年)
青島事務所を設立。

1992年5月 (平成4年)
総合商社として初めて現地法人「上海伊藤忠商事有限公司」設立を認可されます。

1993年9月 (平成5年)
総合商社として初めて北京に投資系企業「伊藤忠(中国)集団有限公司」を設立。

1994年 (平成6年)
天津、大連、青島、深圳現地法人を設立。

2001年 (平成13年)
縦型(業務分野別の各グループ別)管理体系を中国で導入。
上海伊藤忠商事有限公司寧波分公司を設立。

2002年 (平成14年)
上海伊藤忠商事有限公司張家港分公司を設立。

2004年3月 (平成16年)
中国に進出している日本総合商社として初めてISO14001認証を受けます。

2004年 (平成16年)
華北·華東·華南一元化管理実施。
上海伊藤忠商事有限公司南京分公司を設立。
瀋陽・ハルピン・長春事務所を開設。

伊藤忠商事の発展に、中国との関係は切り離せないですね。

また伊藤忠商事は、伊藤忠100%出資の子会社である、「伊藤忠物流(中国)有限公司」を立ち上げています。

この会社は、現地物流の中核事業会社として、総合物流を提供しており、長年に渡る中国での経験と、各種ライセンスの保有により、輸入・保税・保管・流通加工、国内輸配送、輸出といったすべての業務の取扱が可能です。

自動車、機械、電機、アパレル等、更には成長著しい通販分野も含め、これまでの実績をもとに強みを発揮している会社です。

このように、伊藤忠商事ほど中国に関する物流、輸出入業務のノウハウがある企業はありません。

伊藤忠商事が政府から要請を受け、28.5億円かけて準備したマスクは、中国製の可能性は十分あるのではないでしょうか。

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伊藤忠商事のマスクに関するSNSの反応

伊藤忠商事のマスクに関するSNSでのコメントをいくつか集めました。

でもこの中だと興和が専業だし品質は悪くなさそう。マツオカコーポレーションもアパレルOEMだし、生産ラインはしっかりしてそう。布マスク製造に適しているか微妙だが。一番怪しいのは伊藤忠商事で、元請けだけやって下請けがどうなってるか分からんな。

アベノマスクとミャンマーについては、こちらの記事もご参照下さい🔽

アベノマスクが汚れていて虫や髪の毛が入ってた?製造元はミャンマー?

しかし、麻生さん(副総理・財務大臣)日本ミャンマー協会の最高顧問だったとは。

丸紅の名誉理事も役員ですね。

そういったつながりがあるのは別に構いませんが、国民に配るマスクの品質は充分に考えてほしかったです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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