大阪府の吉村洋文知事が以前より、「大阪で『コロナ助け合い基金』を作ります」と話していた案が実現しました。
2020年4月27日に「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金」が創設され、2億円を超える寄付の申し出があったとのことです。
今回は、「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金」が設置されるまでの吉村知事のメディアでのやり取りや、多額の寄付金を送った有名人や企業について調べました。
「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金」が設置されるまでの吉村知事のメディアでのやり取り
4月10日、吉村知事が「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演しました。
この頃、緊急事態宣言を受け、東京都が休業実施を要請する対象業種を発表し、休業補償などの方針を決定していました。
大阪府での対応について吉村知事は「大阪の財源を正直に言えば、東京ほど潤沢ではありません。正直、東京は別格です。(大阪は)改革をやってぎりぎり財源を生み出している状態で、非常にたくさんある事業者の全てに東京都のようにお金を出すというのは正直申し上げてできません」と正直に告白。
「情報ライブ ミヤネ屋」MCの宮根誠司さんが「大阪府民の、ある程度の年収以上の方には、『コロナ抑止税』のような特別な税金を徴収して、それを財源にしていろんな所のお店を支えながら、医療物資を支えながら・・・」と休業補償などの財源確保の方法を提案。
すかさず吉村知事は「まずは第一号は宮根さんから徴収したいと思います」
宮根誠司さんも「僕は払いますよ! 払えるんやったら払いますよ!」と返しました。
吉村知事はそのような形で徴収した場合でも、東京のように全面的に休業補償するほどの額にはほど遠いことなどを明かした上で、大阪独自のルールに則って国の休業補償に上乗せする考えも示しました。
吉村知事は4月17日にツイッターでこう呼びかけました。
これに対し、高須院長は、
この吉村知事と高須院長のやりとりは、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が全国に拡大された際、政府は国民に一律10万円を発表しましたが、自己申請制とされ、高須院長は17日のツイッターで「苦しいひとは、とりあえず、急いで手をあげてください。僕はあげません」と記しました。
給付を辞退する意向を表明した高須院長に対する、「高須先生も手をあげて下さい」という吉村知事の呼びかけでした。
辞退するよりも寄付したほうが直接、最前線で戦う医療関係者や困った方々に届けることが出来ますよね。
その後、大阪府議会の承認を得て、医療従事者に応援金を支給するための『新型コロナウイルス助け合い基金』の寄付金募集を4月27日からスタートしました。
大阪府新型コロナウイルス助け合い基金に多額の寄付をした有名人や企業
「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金」が創設され、現時点で2億円を超える寄付の申し出があるというのはすごいことですよね。
多額の寄付をした有名人はどんな人物がいるのでしょうか。また企業ではどうでしょうか。
フリーアナウンサー宮根誠司
吉村知事が4月28日、自身のツイッターを更新。
宮根誠司さんから大阪府に、多額の寄付があったことを明らかにしました。
吉村知事は前日27日のツイッターに
「『コロナ助け合い基金』を本日創設、ご寄付の受付を開始しました。ふるさと納税対応可です。医療従事者の皆様は、ワクチンもない中、自分の危険と引き換えに、最前線で命を守る活動をしてくれています。ご寄付頂いたお金は医療従事者等の皆様に応援金としてお渡しします」
と、寄付を呼びかけていましたが、このツイートを引用し、
「フリーアナウンサーの宮根さんからも多額のご寄付の申込みを頂きました。ありがとうございます」
と、宮根アナから寄付があったことを報告しました。
吉村知事は「ミヤネ屋」にかなり出演していますよね。
お二人のやり取りもかなりあったし、話題にもなっていました。
有言実行の宮根誠司さんという気がします。
建築家 安藤忠雄
安藤忠雄さんも、多額の寄付をした1人です。
吉村知事は、「(建築家)安藤忠雄先生を含め、いろいろな企業のみなさんからも『やろうじゃないか』と寄付いただいている。みんなから見ても医療従事者を支えていくべきという思いがあり、その輪を広げていきたい」と語っていました。
セレッソ大阪 元日本代表MF清武弘嗣
セレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣さんも、「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金」に多額の寄付をしました。
吉村知事が4月28日、会見で明らかにしています。
「非常に大きな反響をいただいています。合計600件以上の方の寄付の申し込みをいただいています」
「セレッソ大阪の清武選手から多額の寄付の申し出をいただいている」
清武弘嗣さんは、個人的に寄付したといいます。
現在はJリーグでも公式戦が中断し、再開時期は不透明。
自宅待機が続くなかで、清武弘嗣さんが医療従事者を思う気持ちは府民にも十分伝わったことと思います。
小林製薬株式会社
小林製薬は、大阪府が医療従事者支援を目的とし新設した「新型コロナウイルス助け合い基金」の趣旨に賛同し、3,000万円を寄付することを決定したとしています。
また大阪府を通じ、感染軽症者の宿泊先ホテル用のアメニティーとして、歯磨き粉や歯ブラシ、除菌クリーナーなどの自社製品を提供しました。
さらに、「今後も状況に応じて、必要と思われる支援を随時行ってまいります」としています。
大阪府民のみなさんにとって、心強いコメントではないでしょうか。
小林製薬株式会社は、本社が大阪市中央区にあります。
新型コロナウイルスの感染拡大防止への対策や頑張りが“見える化”されているかのような大阪、羨ましいです。
「コロナ助け合い基金」を本日創設、ご寄付の受付を開始しました。ふるさと納税対応可です。医療従事者の皆様は、ワクチンもない中、自分の危険と引き換えに、最前線で命を守る活動をしてくれています。ご寄付頂いたお金は医療従事者等の皆様に応援金としてお渡しします。 https://t.co/v5TUtZP0en
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) April 27, 2020
大阪府のみなさんの寄付への思いも熱くていいなと思いました。
いくつかご紹介します。
私は幸い自宅待機でも会社からお給金が支給されてるので、最前線で闘ってくださる方々に寄付させていただきます。 医療従事者の皆さん、配達してくださる皆さん、スーパーなどで働いてる皆さん、ゴミ収集してくださる皆さん、、、沢山の方々に感謝の気持ちです。
吉村府知事、お疲れ様でございます。
府知事を助け、協力し、支える為、
そして、医療従事者の方々の大切な命を守る為にも、自身も微力ながら協力と支援をさせて頂けたらと思います。
吉村知事が頑張ってくれてるから寄付します! 全然余裕ないけど、大阪のために使ってくれるんなら惜しくないです!
寄付の申込みですが、以下の方法により申し込めるようです。
※直接現金を、大阪府健康医療部新型コロナウイルス助け合い基金チームまでもっていくことは出来ないのでご注意を。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。